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渚にて
明日を抱き寄せて沈んだ身体に
重なる夜の声 時間止めている
いつしか浮かべた
辿り着けたはずの未来は
容易く飲み込まれる
愛しい日々にさよなら
全ては土に還ると
悟ったように微笑むあなたの
隣に居られる数瞬だけが
屹度 生きる縁だったと
かなしいゆめをみていた
死灰の海 瓦落多の中で
二度とない大切な想いも
いつかは失くしてしまう そんな夢を
疑い押し込めて目指す丘の上
飛び込む風景は淀んで見えてる
その手を離すなよ
振り落とされぬよう確かに
滲んだ証明書の束
浮かんでは消えてゆく光の意味さえ
最後の時に臨めば
揺らす風に 見据える太陽に
同じ空で呼吸をしていたいのさ
願うよ 世界の果てで、いま
全ては土に還ると
悟ったように微笑むあなたを
何にも汚させたくはないから
いつかは 強くなれると信じていたい
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